パイク・プレイス・マーケット

1900年から続く「パイク・プレイス・マーケット」 - Pike Place Market -

ダウンタウンからエリオット湾に向かってパイク・ストリートを下りると、正面に「PUBLIC MARKET CENTER」の看板が目に入ります。この「パイク・プレイス・マーケット」には、190軒の生鮮食料品店や雑貨店などの商業施設、50軒のレストランやテイクアウトのお店、そして手芸品、工芸品、野菜、花などを販売する1日に200の販売レンタルスペースがあり、スペースニードルに次ぐシアトルの観光名所として、年間1,000万人近い人が訪れます。

メインアーケードのネオンサイン。

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マーケットの歴史は古く、1900年代初頭にさかのぼります。当時、農家と消費者の間に介在する卸売業者によって、1年間で玉ねぎの価格が10倍になるほど、農作物の値段は不当に吊り上げられていました。農家と消費者が不満を募らせる中、1907年8月17日、シアトル市議会が対策として、消費者に対し農家が直接農作物を販売できる場所を提供したのがマーケットの始まりです。

メインアーケードの地下2階には、雑貨屋、ギフトショップ、ホビーショップなどがあります。

ノースアーケードの花屋さん。

豚のマスコット「レイチェル」

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「PUBLIC MARKET CENTER」というネオンサインの下には、豚のレイチェルの銅像があります。レイチェルは、ウィットビーアイランドに住むアーティストによって1986年に製作されました。モデルとなったのは340kgの豚、レイチェル。銅像のレイチェルは、モデルのレイチェルよりも軽い250kgで、パイク・プレイス・マーケットのマスコット的存在として親しまれています。

「レイチェル」は、いつもたくさんの観光客の写真撮影に応じています。

レイチェルは募金箱にもなっており、観光客らから様々な通貨で、年間6,000ドル~9,000ドルの募金を集めています。2007年のマーケット100周年の際には、100人のアーティストによって100体のレイチェルのレプリカが製作され、シアトルのダウンタウンの至る所に飾られました。

屋根の上にも「レイチェル」がいます。

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World Famous Pike Place Fish Market

レイチェルのすぐ近くの魚屋さん、「World Famous Pike Place Fish Market」は、日系アメリカ人によって経営されており、大きな魚を勢いよく投げることで有名です。お客さんが注文すると、大きなかけ声とともに、氷に寝転がっている魚をカウンターに放り投げ、パートナーがキャッチ!その瞬間を捉えようといつも多くの観光客がカメラを持って待ち構えています。

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有名なのはそれだけではありません。店員の仕事に取り組むポジティブな姿勢をまとめて製作されたビデオ「Fish!」は、21カ国語で販売されており、社員教育の教材として多くの企業で広く利用されています。また、続いて数冊の書籍も、日本語を含む様々な言語に翻訳・出版され、世界中の数千社の有名企業により採用されています。「World Famous Pike Place Fish Market」は、その名のとおり、世界的に有名な魚屋さんなのです。

大きなサーモン、カニ、ロブスターなどが寝転んでいる光景は迫力あり。

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世界中の多彩な食べ物

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「朝早くから活気あふれるパイク・プレイス・マーケットでは、新鮮な魚や野菜、果物などの食材はもちろん、アメリカ料理だけでなく、ギリシャ、ポーランド、ロシア、ボリビア、アフリカ、メキシコ、イタリアン、中国など各国の食べ物が楽しめるレストランやテイクアウトのお店があります。

様々なスパイスやお茶、キッチン用品のお店。スパイスは量り売りをしてもらえます。

レンタルスペースでは、様々なお店が出店しています。

メインアーケードの果物屋さん。

色鮮やかな唐辛子。

そのひとつ、「ピロシキ・ピロシキ」は、ロシアン・ベーカリー。店の名前となっているピロシキは、ビーフ、チキン、ノースウェストらしくサーモン、ベジタリアンなど10種類以上があり、値段は4ドル前後。日本の揚げてあるピロシキとは違い、パン生地とパイ生地があります。
ボリューム満点で、1つ食べるとお腹がいっぱいに!ピロシキの他にも、シナモンロールやアップルロールなども販売していて、人気のお店です。

人気のロシアン・ベーカリー「ピロシキ・ピロシキ」。 右はパン生地のポテト・オニオン・チーズ、左はパイ生地のチキン・マッシュルーム&ライス。

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スターバックス1号店

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1971年4月、パイク・プレイス・マーケットに1号店を開店したのが、今や世界的企業となったスターバックスです。この1号店では、一般的に使用されているロゴと中央の人魚は同じですが、人魚の髪の毛が現在のように長く伸びていないオリジナルのロゴが今も使用されています。オリジナル・ロゴと「Pike Place Market」の文字が入ったマグカップは、ここでしか買えません。店の前ではミュージシャンなどによるパフォーマンスも多く、写真を撮る観光客が絶えません。

スタバ1号店のロゴは茶色のオリジナル(右)。店の前で演奏するミュージシャン(左)。

パフォーマー

パイク・プレイス・マーケットでは、食事、買い物だけでなく、様々なアーティストによるパフォーマンスも楽しめます。特に、夏の観光客の多い時期には最高で200人ものパフォーマーが、マーケットのあらゆる場所で、得意な楽器の演奏や、パントマイムなどのパフォーマンスを披露しています。

こんな風にいたるところで様々なパフォーマンスを見かけることができます。

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PHOTO: SAYURI N MUNDAY
TEXT: MICA OKAMOTO

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